本日はFASCINATE_THE R(大阪 心斎橋)で取り扱っている DEVOA(デヴォア)、 KLASICA(クラシカ)、 GUIDI(グイディ) の3ブランドをミックスした春のスタイルをご紹介します。
素材や色味のニュアンスで違いを作るシンプルスタイル
モデル 180cm/58kg. 着用サイズ：ジャケット/サイズ2,Tシャツ/サイズ2,パンツ/サイズ3,シューズ/サイズ42.
今回はトップスはDEVOA(デヴォア)、パンツはKLASICA(クラシカ)から親和性の高いウェアを足元はGUIDI(グイディ)をチョイス。
これから軽装になる季節になってシンプルなスタイルが増えてくる中で、素材や色味のニュアンスで違いが作れるアイテムは何かと重宝するものです。
今回組み合わせたアイテムはシンプルなデザインで日常的に着やすい上に、どこか目をひく個性も持ち合わせています。
素材のチョイスやディテールによって落ち着いた雰囲気が漂うアイテムに
DEVOA独自の解剖学的な立体パターンで製作したコーチジャケット。
シルエットはレギュラーフィットで、肩回りから裾にかけて少し細くなっていく逆三角形のシルエットになっており、背中で少し生地量を削ることで前を開けて着用した時の後ろのもたつきを軽減しています。
コーチジャケット自体は元々スポーツから生まれたもので、素材もナイロンなどが一般的ですが、シワ感のある素材でワークジャケットのような雰囲気を、デザインやディテールはデニムジャケットのような雰囲気を作っています。
こうした素材のチョイスやディテールによってアイテムのカジュアルさは消さず、全体的には落ち着いた雰囲気が漂うアイテムに仕上がっています。
DEVOAはパンツでもそうですが、前だけでなく後ろ、あるいは横から見た姿がどう見えるかもしっかりと考えられており、どこからみても綺麗に見えるのも特徴の１つです。
アイテムの雰囲気自体は春らしい軽快さであったり、やわらかい抜け感は表現されていますが、それがだらしなく見えないように計算の上で表現されています。
そういうふうに見えないように「要所を締める」という表現がぴったりなものづくりの姿勢が伺えますね。
ボタンは生地の雰囲気ともマッチするヴィンテージ加工を施したメタルボタン。
生地はイタリア・Faliero Sarti(ファリエロサルティ)社でカナパ、コットン、メタル糸を混紡した生地を制作。
今季の生地はメタルの光沢がほとんどわからないように製作されていて、当然チクチクしたり硬さも皆無。
天然素材がベースになっているので柔らかな表情でカナパ特有のドライなタッチにメタルファイバーを混紡してシワ加工を施すことで生まれた細かくランダムなシワのある表情、淡い色彩が特徴です。
ある意味KLASICAらしからぬ綺麗なワイドシルエットのパンツ
ある意味KLASICAらしからぬ綺麗なワイドシルエットのパンツは90年代初期のアルマーニのルックブックから着想を得たもの。
初出は20-21AWコレクションで、展示会で見た当初はいい意味でKLASICAらしくないアイテムだなと新鮮に映ったことを覚えています。
ワイドパンツですので全体的にボリューム感はありますが、ウエスト左右両サイドのタック作ったボリュームの変化は自然で、アウトラインも綺麗な曲線を描き、バックデザインももたつきが出ないよう計算されています。
天然染色の高密度オーガニックコットンとシルクを日本古来の染色方法である墨染め、製品段階で洗い加工を施したウェザー生地です。
生地感は高密度で少し張り感がありますが、生地の厚み自体はそれほどなく、タフな見た目と軽さを備えています。
シルエットの美しさはヨーロッパ的、アメリカのワークウェアのような素材のタフさ、色出しは日本の伝統をと、いろいろなものをミックスして１つのスタイルにまとめ上げるKLASICAの思想の一端が垣間見えます。
裾にはシルエットを変更できる調節ベルト付き、ウエストはベルトループとサスペンダーを取り付けることができるボタンを配置しています。
この辺りはからはミリタリーの要素を感じられますね。
デザイナーの河村氏がKLASICAの服は買ったばかりの時よりも、素材がやわらかくなっていったり色落ちしたり、そういった変化の過程を経た方がかっこよくなると仰っているように、ガンガン着用してその過程も楽しんでいただきたいと思います。
当店にはこの他にも多数のアイテムを取り揃えております。
是非、当店FASCINATE_THE Rにお立ち寄りください。皆様のご来店をお待ちしております。
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