本日は、FASCINATE_KYOTOにてお取り扱いしております Maison Margiela - メゾン マルジェラ の代表的バッグであるグランスラムのスモールバッグとクラッチバッグについて書かせていただきます。
ジョン・ガリアーノ氏が提起する「アンコンシャスグラマー」を体現したMaison Margielaのアイコン的バッグ
これまでアイテム特集ブログとしてご紹介させていただいておりましたアイテムの中では、まだまだMargielaの定番アイテムとしては歴史が浅いバッグシリーズであるグラムスラムシリーズ。
レザーをキルティングにしたキャッチーなデザインが特徴的かつMargielaのバッグのニューアイコンとも呼べるアイテムです。
そもそもグラムスラムとは一体何なのか、というところから説明していきたいと思います。
グラムスラムは、2018SSコレクション「デフィレ」コレクションにて初展開されたバッグシリーズ。
クッションのような可愛らしい丸みのあるフォルムは、メンズバッグにはあまり見られることのないフォルムのバッグですね。
このバッグは、2014年よりクリエイティブディレクターに就任したジョン・ガリアーノ氏が提起する「アンコンシャスグラマー」、新たなグラマーの概念を体現したバッグと言われています。
アンコンシャス = 無意識的な
グラマー = 女性の容姿的魅力
つまり、女性が無意識のうちに見せる所作による"隙"のようなものと言ったイメージでしょうか。
よく色気は隙から生まれると言いますが、ある意味それをファッションで表現したいというのが「アンコンシャスグラマー」なのかもしれません。
ボディコンシャスで女性らしく"作られた"セクシーさというのが、もはや一般的とも言える現在のウィメンズファッションのスタイルには逆光した美意識とも言えますが、ジョン・ガリアーノというデザイナーのストイックさを感じられるコンセプトとも言えます。
Maison Margiela 2018SSコレクションは、架空の発着便そして優先搭乗の案内音をBGM、ネックピローやアイマスク、預け荷物用のタグをデザインしたトランジットスタイルとも言えるこのスタイルの中で、モデルが脇に抱えるようにして持っているのがこのグラムスラム。
つまり、飛行機の中で持っていたクッションを持ち歩いている無識な無防備さ、隙を表現したバッグがこのグラムスラムというバッグです。
よくグラムスラムを枕バッグと表現されているようですが、まさにそれはこのグラムスラムというバッグのコンセプトとしては、正解と言えるかもしれませんね。
ただし、あくまでもこのシーズンのスタイルでは、マッキントッシュのゴム引き生地を使用したトレンチコートをベースとしたウェアがほとんど。
イギリスのトラディショナルなミリタリーコートとも言えるトレンチコートは、マニッシュで強い女性像を思い起こさせる。
つまり、ただ単に隙のある女性像というわけではなく、強く芯のある女性が不意に見せる隙こそが真の「アンコンシャスグラマー」だと私自身は解釈しました。
さて、ここからはそれぞれのバッグの仕様や特徴についてご紹介させていただきます。
ショルダーベルトの脱着が可能な2way仕様が嬉しいグラムスラム クラシック スモール
まずは、グラムスラム クラシック スモールから。
今回ご紹介させていただくバッグどちらにも言えることではありますが、レザーは柔らかさと耐久性が特徴のナッパレザー(羊革)を使用。
クッションを表現したバッグではありますが、あくまでもリュクス感を感じられる高級感のあるルックスが魅力。
グラムスラム クラシック スモールは、グラムスラムのシリーズでは比較的小ぶり、着脱可能なショルダーベルトがついたミニショルダータイプのモデルです。
開閉機構はマグネットクロージャー、カレンダータグがデザインされた持ち出しは、開閉時のストラップのような役割を果たすディテールです。
フォルムはコンセプト通り丸みが強く、よりクッションのようなふっくらとした見た目が可愛らしいバッグであり、ショルダーストラップを取り外すことで、クラッチバッグのような用途でも使用可能です。
冬のロングコートスタイルに取り入れていただきたいグラム スラム クラッチ
続いてグラム スラム クラッチ。
こちらはグラムスラムシリーズの中では、比較的スクエア型でクッション感の少ないバッグです。
大きさとしては、先ほどのグラムスラム クラシック スモールより一回り大きく、厚みとしては大きさに対して薄手なため、スマートな印象にも感じられます。
ファスナー部分に取り付けられたストラップは、腕を通すことで手が疲れやすいクラッチバッグのデメリットを軽減してくれます。
その分フォーマルにも見えるので、男性でも持ちやすいデザインといえばこちらのクラッチタイプなのかもしれません。
やはりグラムスラムは、上品さは持ちつつも、絶妙な抜け感を演出できるバッグ。
これからのシーズンはロングコートなどのシャープなアウターウェアが活躍する季節ですので、是非冬のコートスタイルのお供として取り入れていただきたいです。
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