[スタッフコラム]RIPVANWINKLE 23-24AW コレクションレビュー

[スタッフコラム]RIPVANWINKLE 23-24AW コレクションレビュー

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約20年ほどRIPVANWINKLEをバイイングし続けている自分にとっては、もはや”チーム”といった存在。
そんな身近なRIPVANWINKLEのレビューを書かせていただけるということで気合いも入るところではありますが、今回は少しいつもと異なる変化があるのでまずそのニュースをお伝えし、本題とさせていただきます。

FAS-GROUPでは店頭におけるRIPVANWINKLEのお取り扱いはFASCINATE KYOTOのみの展開でしたが、この度FASCINATE_THE R (大阪 心斎橋)でもお取扱いを開始いたしました。

コレクション毎の店舗取扱品番は異なるという環境下ではございますが、より多くの方にブランドを知っていただきたい、物作りを感じていただきたいという思いがあります。


RIPVANWINKLEのコレクションでは、春夏はテック系の素材があったり、挿し色があるなどの印象ですが、秋冬シーズンは製品染めや、レザーアイテムやニットアイテムがあるのが主流。

23-24AWシーズンはどのような展開があるのかまったく想像はできませんでしたが、展示会に参加し、全体を見ていきました。

今回のコレクションを保田の視点で解説していきたいと思います。
RIPVANWINKLE 23-24AW コレクションレビュー、是非お付き合いくださいませ。


「 カーキ」と「コラボレーション」がキーワードになったコレクション

展示会ではシルバーのラックにサンプルが並びます。それも意外性のある白を基調としたソファ、家具が囲んだクリーンな印象のフロア。重厚な黒の空間ではなく、作品がくっきりと浮かび上がるような洗練された空間。

RIPVANWINKLE(リップヴァンウィンクル) 23-24AW(秋冬) コレクションレビュー 1-001


会場についてすぐ目に飛び込んできたのは、ブラックを基調にTitanium Gray(チタニウムグレー)やShark(シャーク)というソリッドな印象のカラーたち。

そして、交互に並ぶカーキたちが目に入り、迷いもなく、潔い、リップヴァンウィンクルがブランドを続けてきた中でも強い印象を持つカーキがとても印象的でした。

薄いカーキというよりは、オリーブ系もあれば、ダーク系のカーキもあり、一言で表せないようなそれぞれのカーキ。キーワード「 カーキ」に焦点があたるコレクションルックがこちらです。

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アイテムを全てCherry Sunburst(チェリーサンバースト)のコラボレーションで組み合わせたインパクトがあるルック。サイズ感も少しゆったりとしたシルエットを感じるアイテム。

ラインプルオーバージャージー/RB-525と、ラインジャージーパンツ/RB-527 の上下で、大野氏が好む同系色の合わせに、コラボレーションのモッズコートが印象的です。

RIPVANWINKLEが持つソリッドな部分と、チェリーサンバーストの曲線美で、今まで展開されることがなかったシルエット、バランスがうまれています。

ここでもう一つのキーワードが「コラボレーション」であることが明らかになりましたが、この他にも、コラボレーション1stモデルの2WAY TACTICAL VEST BAG/RB-515も展開しています。

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大野氏が拘り続けている「パンツ」

次に登場するのはデザイナー大野氏が拘り続けている「パンツ」ですね。

他のブランドと比較してもパンツの型数が多く、特にジャージ系に強いとされ特にパンツを愛用されている方も多いと思いますが、今回登場しているシルエット「バルーン」22-23AWに登場して以来「新定番」とも言えるシルエット。

そんな中でも、シェットランドウールリネンを使用したクラシカル バルーンパンツ/RB-543。秋冬シーズンらしい素材の見え方とは真逆で柔らかくナチュラルな風合いに仕上げたバルーンジャージーです。

最初は着用したイメージが湧きづらいシルエットですが、デザイナー大野氏の愛用シルエットであることも大きな理由として着用者が増え、冬の人気品番「ボンバーヒート」のパンツはバルーンジャージーでリリースされることもあり、より一層注目が高まりそうです。

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23-24AWではスパニッシュピマのソリッドパンツ/RB-506など、得意のベーシックタイプのパンツから、オールドファンにも嬉しいパラシュート ハーフパンツ/RB-509など、パンツが充実しています。

特にかつて22SSコレクションでリリースした素材”スパニッシュピマ”の新型クロスパンツ/RB-508はクロスデザイン、レイヤード調のデザイン、バルーンシルエット、長めのリブを搭載したハイブリッドパンツとしてご注目いただきたいですね。

また、来シーズンは久しぶりに復活するインディゴデニムを筆頭に、デニム系のパンツがいくつかあるのですが、そちらはまた後日詳細を紹介したいと思っていますのでお楽しみに。

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シーズンの印象を決定づける足元のシューズ

パンツに目がいくと自然とセットで注目することになるアイテムがシューズ。シーズンの印象を決定づける足元には、バックゴアブーティ/RB-520と、サイドジップブーティ/RB-521がラインアップ。
コレクションごとに変わるフォルムが足元を飽きさせません。

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ソリッドゴアブーティは、20SSのブーティハイにデザインが近く、後ろ半分をバックゴアにした仕様が特徴的です。イタリアVibram社製の中でも特に濡れた路面で強力なグリップ力を持つMEGA GRIPを新しく使用しており、ゴアのフィット感から生みだされる軽快な履き心地と見た目以上に軽さのあるブーティーが完成しています。


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一方、サイドジップブーティはECCO社製のウォータープルーフレザーを使用し、伝統的なグッドイヤーウェルテッド製法で、ソールはイタリアVibram社。過去に例を見なかったインナーレザーをイエローにしたのもデザインポイントです。

このようなインナーレザーのカラーをアクセントにした配色は随分過去のコードバンのレザーブーツを彷彿とさせます。インナーレザーは同色という事が当たり前になっていた感覚に少しスパイシーな味付けといったところでしょうか。


懐かしくもあり、新しくもあるアウターたち

さて、ここまでで今回もRIPVANWINKLEが持つ展開アイテムの幅の広さについて感じていただけていると思いますが、せっかくなのでしばらく見なかったカテゴリーのアイテムをピックしてみました。

それが、「スリーピース」です。

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1ボタンジャケット/RB-531、ジレ/RB-532、グルカワイドパンツ/RB-530にアノラックジャージーシャツを合わせた大人の日常着といった印象。大野氏曰く、「通常のウールサージとは別格の風合い」。

素材は"オニサージ"。生地面に重厚感すら感じる素材を用い、同素材で3ピース提案を可能にしています。足元のサイドジップブーツで、さらに重厚さが感じられるルックスになっています。

数シーズン、シンプルな見た目のウールのスリーピースが無かったこともあり、原点回帰的なところも含め、ご期待いただきたいですね。

ベントがすごく浅いのですが、ジャケット感を少し和らげたディテールがRIPVANWINKLEらしいところ。大野氏自らが「うちっぽい」と表現するディテールのうちの一つです。


さて、秋冬シーズンですのでアウターに触れないと言うわけにはいきませんね。

ラップジャージーコート/RB-535を筆頭に迷うほどにご紹介したいアイテムはございますが、今回このルックで着用しているライディング ジャケット/RB-534をピックアップしています。

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昔からRIPVANWINKLEをご存知の方なら、このスタイリングに目を奪われずにはいられないでしょう。

派手さはなく至ってシンプルなアウターなのですが、ブランドと切っても切り離せない関係性のパラシュートパンツと合わせているということでその印象もより残るわけですね。

新型ライディングジャケットは、ポリエステル糸を高密度に織り上げてピーチ加工を施し、独特な風合いと表面感が特徴的。

最終工程にて特殊加工でのストレッチ性、撥水性を加えた言わば機能的側面を持ったスタンドネックタイプのジャケット。英国のブランドにありそうなキルティングデザインではなく、シンサレートを搭載した現代的なデザインを用い、素材感はマットで、合わせやすいシンプルな印象。


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読んで字のごとくライディングジャケットは動きやすいようベントを備え、スナップボタンで開閉できる仕様。

真冬にも対応した大人が着れるジャケットが、どこかしら懐かしくもあり、新しくもある、そんなアイテムです。

シンプルなスタンドネックのジャケットについてぜひ注目をしてみてください。

パラシュートパンツをロールアップする思いつかないような着こなしに目が奪われがちなアウターですが、こちらはぜひサンプル予約会でも袖を通していただきたいですね。

この他、オリジナルカウハイドのMA-1 レザー/RB-513や、マウンテンパーカ/RB-544など、素材を吟味されたアウターたちもまさに秋冬アウターの代表格。

これらについては展示会場で複数回袖を通し、その魅力を確かめてきました。
何シーズンも人気のポジションを築いているMA-1に関しましてはオリジナルカウハイドのレザーでリリースする事もあり、注目品である事は間違い無いでしょう。しっかりとした肉厚感のレザーながら手触りはしなやかです。


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ヘビーローテーションできるインナーや進化を感じさせるアップデート

さて、各アイテムごとにご紹介しつつ、毎日のように着るインナーを紹介します。中でも秀逸な素材と感じたのは「ハイパワージャージ」。

ヘンリージップジャージー/RB-522やサイドポケットジャージー/RB-523に選定された素材で、ここ数シーズン「カットソー以上スウェット未満」という表現がふさわしいストレッチ性を十分に感じるヘビーローテーションできるカットソーです。耐久性が高い素材で安心して洗濯ができる点が好まれそうです。

中でも首元にファスナーを備えた新型 ヘンリージップジャージー/RB-522はスキッパーを彷彿とさせるデザインが面白いです。

よく観察すると新たに"革紐"をファスナーの引き手に採用している仕様に、丁寧さがうかがえる今回のコレクション。4ポケット イージーショーツ/RB-510やドライバーズニット/RB-540など、限定されたアイテムにのみ付属する見え方は、スペシャル仕様という名にふさわしい新ディテールです。

先端は斜めにカットされ、決して洋服の邪魔をせずに馴染みます。そんな細やかなアップデートにもぜひご注目ください。

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北海道産の上質なクロームレザーを使用したRB-517/レザーウォレットも久しぶりのリリースとなりますが、加えて私が過去の私物をサンプル提供し生産化が実現したレザー製品もございますので面白い展開となっています。こちらは連載にて明らかになる復刻アイテムとなっておりますのでお楽しみに。

大野氏が ”コレクションにマイルドな印象を”と製作したランダムケーブルのヘアバンド/RB-547が印象に残るコレクションを、ぜひこのご機会にご注目ください。

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他にもレビューとして残しておきたいお話はあるのですが、連載をご用意しておりますのでそちらをぜひご覧ください。

コレクション開始に先立ち、6月末から7月上旬にはプレコレクションもご用意しておりますのでお楽しみに。

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RIPVANWINKLE(リップヴァンウィンクル) 23-24AW(秋冬)コレクション 先行予約会 in FASCINATE KYOTO / FASCINATE_THE R


RIPVANWINKLE(リップヴァンウィンクル) シーズン ブログタイトル

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FASCINATE KYOTOではRIPVANWINKLE セールス佐藤氏、FASCINATE_THE R(大阪 心斎橋)ではデザイナー大野氏、佐藤氏の両名が在店予定となっており、期間中は 23-24AW(秋冬)コレクションのサンプルを取り揃え、実際に試着していただきながらお好きな作品をご予約していただけます。


店頭予約会の開催日程と営業時間


FASCINATE KYOTO

店頭イベント:7月7日(金) - 9日(日)の3日間 セールス佐藤氏7日,8日在店予定


FASCINATE_THE R

店頭イベント:7月15日(土) - 17日(月・祝)の3日間 デザイナー大野氏,セールス佐藤氏15日,16日在店予定







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店舗情報

FASCINATE_THE R (1月28日オープン)

郵便番号 : 542-0086
住所 : 大阪府大阪市中央区西心斎橋1丁目5−25 ジネスビル1階
営業時間 : 平日 12:00~20:00 土日祝 11:00~20:00
電話番号 : 06-6210-5536

メール : info@fascinate-online.com

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FASCINATE KYOTO

郵便番号 : 604-8044
住所 : 京都市中京区
御幸町通四条上ル大日町416-5 1F
営業時間 : 12:00~20:00
電話番号 : 075-708-3919

メール : info@fascinate-online.com

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