[スタッフコラム] DEVOA 23-24AWコレクションのご紹介。

本日はFASCINATE_THE R(大阪 心斎橋)で取り扱っている {{widget type="Magento\\Catalog\\Block\\Category\\Widget\\Link" anchor_text="DEVOA(デヴォア)" title="DEVOA(デヴォア)" template="category/widget/link/link_inline.phtml" id_path="category/6"}} の23-24AW(秋冬)コレクションについてご紹介したいと思います。

今回はアイテム単体に焦点を当てるのではなく、主にアイテムの傾向やシルエットといったコレクション全体の特徴や、特に印象に残った生地を中心に解説していきます。

今週末にはサンプルを揃えた予約会と同時に、23-24AWから最初の入荷もある予定ですので、まずはコレクション全体の空気感だけでも掴んでいただければと思います。

{{widget type="Fascinate\\Blog\\Block\\Widget\\TableOfContents"}}

DEVOA 23-24AWコレクション：多様性とアナトミカルパターンの再構築

DEVOAの23-24AW（秋冬）コレクションでは、素材の表情や雰囲気に合わせて、多様性に富んだアイテムを展開。

このコレクションの軸になっているのは、ここ最近のコレクションで見られる落ち着いた雰囲気のクラシックなテイストと、以前のDEVOAを想起させるエッジの効いたテイストの2つです。

素材の持つ様々な表情を活かし、アナトミカルパターンを再構築した独自のアイテムによって、DEVOAらしい多様性と深みを持つコレクションに仕上がっています。

先述の通り、2つの異なるテイストを中心に展開していることが特徴的なコレクションは一見すると対極に位置するように感じられますが、テイストがどちらか一方に偏ることなく、むしろそれぞれがバランスよく展開され、互いを引き立てる様な関係にあります。

例えば、クラシックなスタイルではノーカラーのロングコートやジャケット、オーソドックスなシャツ、クロップドパンツが、エッジの効いたスタイルではミリタリーコートやダウンジャケット、フードジャケット、ショートパンツ、ワイドパンツなどが挙げられます。

これらのアイテムは、それぞれが独立したスタイルを確立する一方で、自由にミックスすることで、さまざまなスタイル表現が可能となります。

シルエットとサイズバランスの変化

23-24AW(秋冬)コレクションでは、ここ数シーズン主流だったリラックスフィットからレギュラーフィットのアイテムが多く展開され、シルエットやサイズバランスに変化が見受けられました。

見た目のシルエットもこれまでよりすっきりとしたアイテムが多く、コレクション全体に新鮮な印象をもたらしています。

ただ単に細身のものが増えた、というだけでなく、各テイストに合わせて微調整を加えた様々なシルエットが採用され、従来の着心地、着用感を維持しつつも、新しいフィット感とバランスを提供するアイテムが多数登場しています。

ただ、サイズ選びに関してはフィット感を見ながらにはなりますが、基本的にワンサイズ上げる必要はありません。

つまり、従来と同じサイズを選んでいただければ、そのアイテムが持つ新たな可能性を体感することができます。

バリエーションに富んだ素材の風合いと色彩

カラーパレットにおいては、ブラックやチャコールといったダークな色調が主軸となっていて、その深みと静寂感がコレクション全体のトーンのベースになっています。

その中に温かなアースカラーや、カーキなどのミリタリーカラーが巧みに取り入れることで、色彩のバランスに抑揚と落ち着きを与え、尚且つ差し色としてポイントになります。

デザインのプロセスにおいて、素材の選択と色彩のバランスは非常に重要な要素であり、その過程で重要となるのは、デザイナーの繊細な感性と確固とした理論。

それぞれが持つ特性と傾向を理解し、それを最大限に活用することで、さまざまなスタイルや雰囲気のアイテムを生み出しています。

素材の特性を活かしたスタイルの創出

一つのコレクション内で多様なスタイル提案を実現している要素としては、生地の種類のバリエーションが多さが挙げられます。

ウール、コットン、リネン、シルクといった豊かな風合いと味わい深い表情の天然素材や、ダーティな染色やハリ感が特徴的である高密度のポリエステルに代表される化学繊維など、多種多様な表情を持つ生地をストレートに生かしたり、意図的に変化を加える、あるいはそれらをミックスさせることで独自の世界観を創り上げています。

そうしてそれぞれ異なる風合いを持つ素材が醸し出す個性を最大限に活かすことで、DEVOAの持つ上品な品格と、ブランドの根幹にある人体工学的な哲学を象徴しており、それぞれのスタイルが混在することでこれまでのDEVOAの歩みと、現在の魅力を同時に感じ取ることができます。

しかしながら、生地の特性を理解し、それを活用することは簡単なことではありません。

それぞれの生地が持つ強度、伸縮性、風合い、そして色彩などの特性を理解し、それを最大限に活用してデザインを生み出すことは、長い経験と深い知識が必要となります。

これはデザインプロセスの中で非常に重要な部分であり、デザイナーの知識と技術、そして創造力が問われる部分でもあります。

生地の特性を活かし、それをデザインに活用することでブランドのアイデンティティを形成し、独自性を示しています。

生地の雰囲気や表情からデザインのテイストを決めていくというデザインのプロセスが実現できるのは、デザイナーが長年にわたり生地の製作に自ら携わり、その過程で習得した深い知識や豊富な経験があるからこそです。

生地に対する深い理解と、その特性を活かすための技術や知識、そして常に新しいものを創り出すための探求心。これらが融合した結果、生地の持つポテンシャルを最大限に引き出し、それをデザインに反映させることが可能となります。

DEVOAはデザイナーである西田氏自らが毎シーズン生地の開発からデザインの完成まで品質を管理する一貫した創作のプロセスの中で生まれる、品質へのこだわりの現れとも言えます。

こだわり抜いた特別な生地

今季を象徴する生地としてまず、シャツに使用されている極細のコットン糸から織り上げられたブロード生地が挙げられます。

これは、繊維の選定から糸や生地の作成、そして加工まで、全ての過程において西田氏自身が携わり作り上げた特別な生地です。

その上質さを手で触れるだけで実感できるほどの素材感を持ちつつ、袖を通すことでその品質がより深く体感できる仕上がりとなっています。

西田氏自身はこの生地を「今まで製作した生地の中でも5本の指に入る」と評しています。

普段このようなことはあまり言わない方なのですが、この発言からもこの生地にどれほど自信を持っているかが伺えますね。

ただ美しい製品を作り出すだけでなく、一つ一つに対する深い理解、そしてそれを最高の形に仕上げるための技術を結集した結果であり、それこそがDEVOAのクリエイションの魅力とも言えます。

もう一つご紹介したいのが、ウールSuper120'sと孟宗竹を用いてリバー製法で制作された生地。

約8ヶ月という製作期間をかけて制作されており、また、全てを手縫いによるリバー縫製で仕上げることで、生地本来の軽さと柔らかさを最大限に引き立て、それを利用したフルハンドメイドの逸品が生まれています。

この生地は、見た目の美しさと品格、そして着心地など、多角的な視点から考え抜かれた品質が際立っています。

その厚みと暖かさを持つにも関わらず、軽さを失わず、表側には保温性を、内側には静電気防止の効果をそれぞれもたせています。

DEVOAの哲学の具現化とも言える逸品で、妥協を許さない技術への追及が垣間見えます。

先述のコットンブロードとこの生地は、どう形容して良いのかわからないくらい非常に良い生地です。

こればかりは体感することに勝るものはないので、ぜひ店頭で試していただきたいと思います。

今週末にはサンプルを揃えた予約会と同時に、23-24AWから最初の入荷もある予定です。ぜひ楽しみにお待ちください。

取り扱い店舗と商品についてのお問い合わせ

本日ご紹介した商品は全てFASCINATE_The R(大阪 心斎橋)でご覧いただけます。
商品についてご質問などございましたらお気軽にお問い合わせください。

メールで問い合わせる

---

---

LINEで問い合わせる

FASCINATE_THE Rの公式LINEアカウントからトークで個別お問合せもできますので、気になる事があればお気軽にお問い合わせください。

※「FAS GROUP News」はトークからの問い合わせへの返信はできません。
※営業時間外のトークからのメッセージのご対応は翌営業日にご対応となります。
（受付時間：11：00～20：00）

---

FAS GROUP会員情報とラインの連携について

ラインに友達追加した後は、FAS GROUPの会員情報と連携していただく必要がございます。
詳しい手順は下記のリンクからご確認ください。

---

店舗情報

---